保健

皮膚附属器官について

皮膚附属器官とは、皮膚以外にある脂腺や汗腺、毛、爪などのことである。

人間には一部を除いて、全ての表面が毛に覆われている。

頭部の毛髪は、約10万本とされている。

また、毛の生える方向は一方向で決まっている。その向きを毛流という。

シェービングの際はこの毛流に逆らわないようにすると肌に損傷がない。

皮膚の表面に出ている毛の部分を毛幹といい、皮膚の内部にあるものを毛根という。

毛根の下の部分はフラスコ状になっていて、この部分を毛球という。

毛球の内部には、真皮が入り込み血液等から栄養を得ている。その部分を毛乳頭という。

その毛乳頭の部分には、毛母といい、細胞分裂が盛んに行われている箇所があり、ここで毛の細胞が作られている。

毛母にはメラニンを作る色素細胞が多く存在していて、この色素細胞により毛に色がつく。

毛は3つの層からなっていて、内側から毛髄質、毛皮質、毛小皮(キューティクル)となっています。

毛皮質の細胞には、先ほどの色素細胞が存在していて、カラー材が影響するのはこの毛皮質になる。

メラニン自体は褐色で日本人はこのメラニンの量が多いため黒毛になる。

毛は胎生毛、軟毛、硬毛の三種類がある。

そのうち、胎生毛や軟毛には毛髄質、メラニンがない。

よって全ての毛に毛髄質があるわけではない

成長期(毛が伸びる時期)、退行期(毛の成長が停止する時期)、休止期(毛が伸びない時期)を繰り返す。

これらをまとめて毛周期という。

毛の伸びる速さは、月経の周期では変わらない。

眉毛や鼻毛、耳毛は、高齢になるとともに成長期が長くなり、毛自体が長くなる。

毛はケラチンという硫黄を含むタンパク質からできている。

ケラチンは鎖状に縦に結合している。

そのため、縦に割くことはできるが、横に割くことは難しい。

立毛筋は鳥肌反応に関する筋肉である。

自律神経によって支配されていて、自分の意思で鳥肌を立たせることはできない。

立毛筋が収縮すると毛は直立して毛の生えてる部分が持ち上がる。

今回の記事で

  • 頭の毛は約10万本
  • 毛の生える方向は一定で、毛流という
  • 毛幹・毛根・毛球・毛母
  • 毛髄質・毛皮質・毛小皮
  • 成長期・退行期・休止期
  • 立毛筋

これらについて軽く説明できるようになれば大丈夫です!

おもち

2024年3月に美容師免許を取得。筆記試験900点を超えた。筆記勉強が得意な為、美容学生向けのサイトを開設した。

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